こんにちは、PCギアナビのギアナビです。
PCケースを少し華やかにしたいとき、手を付けやすいのがARGBファンです。ところが実際に探すと、120mmと140mm、PWM、5V 3ピン、連結式、リバースファンなど、見た目以上に確認する項目が多いんですよね。
私もARGBファンを購入する前にいくつもの製品を比較しましたが、最初は「光り方が好みなら十分かな」と考えていました。調べていくと、冷却性能や静音性はもちろん、マザーボード側の端子数や配線のしやすさまで見ておいたほうが後悔しにくいと分かりました。
この記事では、初めてARGBファンを増設する人でも選びやすいように、サイズや端子の違いからおすすめ製品までまとめます。

- ARGBファンを選ぶときの確認ポイント
- 120mmと140mmの違い
- 用途別に選びやすいおすすめ3製品
- PWMとARGB端子の接続方法
ARGBファンのおすすめを選ぶ基準
ARGBファンは、単に「よく光る製品」を選べばいいわけではありません。ケースに取り付けられるサイズ、ファンの回転数、PWM制御、ARGB端子、配線方法まで一緒に確認すると、自分のPCに合う製品を絞り込みやすくなります。
120mmと140mmの違い
まず確認したいのがファンサイズです。ケースファンでは120mmが広く使われており、対応ケースや製品の選択肢も豊富。前面に3基、天面に2〜3基といった構成を考えているなら、120mmは扱いやすいサイズです。
一方、140mmは羽根が大きいため、同じような風量を狙うときに回転数を抑えやすい傾向があります。静かなPCを作りたい人には魅力がありますが、ケース側が140mm取り付けに対応しているかは必ず確認してください。

迷ったらケースのファン対応表を先に確認するのが近道です。120mmが入るからといって、140mmも同じ位置に付くとは限りません。
PWM対応と静音性を確認
静音性を重視するなら、4ピンPWM対応をおすすめします。PWM対応ファンなら、CPU温度やケース内温度に合わせて回転数を変えやすく、常に最高回転で回し続ける必要がありません。
ただし、メーカー公称の最大ノイズ値だけで静かさを決めるのは少し早いです。実際の音は回転数、ケースの共振、ファンの取り付け位置でも変わります。そこで私は、最大回転数だけでなく、低回転まで制御できるか、防振パッドがあるかも一緒に見ます。
◆ギアナビのワンポイントアドバイス
ファンは高回転になるほど冷えやすい反面、音も目立ちやすくなります。普段は低回転、ゲーム中だけ少し上げる設定にすると、冷却と静音のバランスを取りやすいですよ。
5V3ピン端子に注意
ARGBで一番気を付けたいのがLED側の端子です。一般的なARGBは5V 3ピンを使い、LEDを個別に制御できます。これに対して、従来型RGBには12V 4ピンを使う製品があります。
5V 3ピンARGBを12V 4ピンRGB端子へ無理に接続しないでください。形状と電圧が異なり、機器を傷めるおそれがあります。ファンを回す4ピンPWM端子と、光らせる5V 3ピンARGB端子も別物です。
マザーボードにARGB端子がない場合は、対応コントローラーやARGB対応ファンハブが必要になります。ファンを複数まとめたい人は、ファンハブのおすすめと選び方も確認してみてください。
端子の名称はメーカーによって表記が異なります。接続前にマザーボードとファンの公式マニュアルを確認し、不安がある場合はPC専門店などへ相談してください。
連結式とリバースファン
ARGBファンを3基、6基と増やすなら、最近はデイジーチェーンのようにファン同士を連結できる製品が便利です。PWMケーブルとARGBケーブルを1台ずつマザーボードへ引き回す構成より、裏配線がかなり楽になります。
もう一つ注目したいのがリバースファン。通常ファンとは風向きが逆で、ケース底面や側面から吸気しつつ、きれいなファン面をケース内側へ見せたいときに向いています。ピラーレスケースで見栄えをそろえたい人には相性のいい選択肢です。

ARGBファンのおすすめ3選と選び方
ここからは、私がARGBファンを調べたときに重視した「価格」「冷却」「配線」の違いが分かりやすい3製品を紹介します。どれが一番というより、自分が何を優先するかで選ぶのが正解です。
おすすめ3製品を比較
| 製品 | サイズ | 回転数 | 最大風量 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| Thermalright TL-C12C-S X3 | 120mm | 最大1550rpm | 66.17CFM | 3個セットで選びやすい |
| CORSAIR RS120 ARGB | 120mm | 420〜2100rpm | 72.8CFM | PWMとARGBを連結可能 |
| ARCTIC P14 Pro A-RGB | 140mm | 400〜2500rpm | 110CFM | 140mmで高風量 |
数値はメーカー公称値で、実際の冷却性能や騒音はケース構成や回転数設定によって変わります。価格や在庫も変動するため、購入時は販売ページと公式情報を確認してください。
価格重視ならThermalright
Thermalright TL-C12C-S X3は、120mmのARGBファンを3基まとめてそろえたい人に向きます。4ピンPWMと5V 3ピンARGBに対応し、最大1550rpm、最大風量66.17CFM。S-FDBベアリングを採用しています。
前面3基を一気に交換したいときに分かりやすく、予算を抑えながらARGB化したい人には候補に入れやすい製品です。ただし、ケース内の配線本数やARGB端子数は事前に確認しておきましょう。
配線重視ならCORSAIR
CORSAIR RS120 ARGB Triple Fansは、PWMと5V ARGBのデイジーチェーン接続に対応しているのが魅力です。120mm、420〜2100rpm、最大72.8CFMで、低負荷時にファンを停止できるZero RPMにも対応します。
複数ファンを並べるとケーブルが増えがちなので、連結できるメリットは意外と大きいもの。マザーボード裏を開けた瞬間にケーブルが雪崩のように出てくるのを避けたい人には、かなり分かりやすい選択です。
140mmならARCTIC
ARCTIC P14 Pro A-RGBは、140mmファンを取り付けられるケースで、風量をしっかり確保したい人向けです。400〜2500rpm、最大110CFMで、4ピンPWMと5V 3ピンARGBの両方に連結用コネクタがあります。
厚さは27mmなので、一般的な25mm厚ファンから交換する場合は、ラジエーターやケーブルとの干渉も見ておきたいところです。140mm対応ケースなら、前面や天面のファン候補として検討しやすいでしょう。
用途別に向くモデル
3基セットを手頃にそろえたいならThermalright、配線のしやすさまで重視するならCORSAIR、140mm対応ケースで風量を狙うならARCTICという選び分けが分かりやすいです。
白いPCならホワイトモデル、吸気面をきれいに見せたいならリバースファンというように、最後はケース全体の見た目で選んでも構いません。ARGBファンは冷却パーツですが、せっかく光らせるなら「PCを見たときに気分が上がるか」も大事だと思います。
ARGBファンの接続方法
基本は、ファン側の4ピンPWMをSYS_FANやCHA_FANへ、LED側の5V 3ピンARGBを対応するARGBヘッダーへ接続します。複数台をつなぐ場合は、マザーボード側ヘッダーの許容電流を超えないようにしてください。
台数が増える場合はSATA給電のファンハブを使うと配線しやすくなります。実際の配線順はファンハブのPWM・ARGB・SATA接続方法で詳しく解説しています。
ARGBの色や発光パターンは、対応マザーボードならメーカーの制御ソフトから変更できます。ただし、同時接続できるLED数や電流上限は機種ごとに違うため、正確な仕様は公式サイトやマニュアルで確認してください。
ARGBファンのよくある質問(FAQ)
Q1. ARGBファンとRGBファンは何が違いますか?
A. ARGBはLEDを個別に制御できる方式で、一般的に5V 3ピンを使います。従来型RGBは12V 4ピンが使われることがあり、端子と電圧が違うため互換性を確認してください。
Q2. ARGBファンは120mmと140mmのどちらがおすすめですか?
A. 対応製品の多さや取り付けやすさなら120mm、140mm対応ケースで大きな羽根を使いたいなら140mmが候補です。まずケースの対応サイズを確認して選びましょう。
Q3. ARGB端子がないマザーボードでも光らせられますか?
A. 対応する外付けARGBコントローラーを使えば発光できる場合があります。製品によって必要な電源や接続方法が違うため、購入前に対応条件を確認してください。
Q4. ARGBファンを何台もつないで大丈夫ですか?
A. 何台でも無制限につなげるわけではありません。ファン端子とARGB端子には電流やLED数の上限があるため、マザーボードやハブの仕様内で使用してください。
ARGBファンのおすすめまとめ
ARGBファンを選ぶときは、見た目だけでなくサイズ、PWM、5V 3ピンARGB、配線方法の4点を先に確認すると失敗しにくくなります。
120mmを3基まとめて導入するならThermalright、ケーブルを減らしたいならCORSAIR、140mmで風量を取りたいならARCTICが分かりやすい候補です。みなさんのPCは、静音性と見た目のどちらを優先したいでしょうか。その答えが決まれば、選ぶファンもかなり絞れます。
なお、端子仕様や対応台数、価格、在庫は製品や時期によって変わります。正確な情報は各メーカーや販売店の公式サイトをご確認ください。接続に不安がある場合は、無理に作業せずPC専門店などへ相談するのがおすすめです。
