パソコンの動作が不安定になったり、突然シャットダウンしたりといった経験はありませんか。もしかすると、それは電源ユニットの故障が原因かもしれません。
電源ユニットはパソコンの心臓部とも言える重要なパーツですが、その故障の前兆は見過ごされがちです。しかし、問題を放置してしまうと、他のパーツの故障を引き起こす可能性もあり、修理や交換に思わぬ手間や費用がかかることもあります。
この記事では、「電源ユニットの故障の前兆」について深く掘り下げ、その具体的な症状から、故障の原因特定、さらには電源ユニットの寿命や劣化の調べ方、ショートの確認方法に至るまで、詳しく解説します。また、交換といった対処法についても触れ、万が一の際に適切な判断ができるよう、役立つ情報を提供します。
この記事を読むことで、以下の点について理解を深めることができます。
- 電源ユニットが故障する際の具体的な前兆
- 電源ユニットの一般的な寿命と劣化を確認する方法
- 故障の原因を特定するための基本的なチェックポイント
- 電源ユニットが故障した場合の修理や交換に関する選択肢
見逃せない電源ユニットの故障の前兆とは

- 電源ユニットの寿命を知っておこう
- こんな症状は故障の前兆かも?
- 電源ユニット劣化の調べ方とは
- ショートの危険性と確認ポイント
電源ユニットの寿命を知っておこう

電源ユニットの寿命は、パソコンの使用状況や製品の品質によって変動しますが、一般的には2年から5年程度とされています。もちろん、これはあくまで目安であり、使い方によっては5年以上問題なく動作することもありますし、逆に短期間で不具合が生じるケースも考えられます。
電源ユニットの寿命に影響する要因
電源ユニットの寿命を左右する要因はいくつかあります。例えば、パソコンの使用頻度が高い場合や、常に高負荷な作業を行っている場合は、電源ユニットへの負担が大きくなり、劣化が早まる傾向にあります。また、パソコン内部の温度管理も重要です。高温環境下での使用は、電源ユニット内部のコンデンサなどの部品の劣化を促進させます。逆に、極端な低温環境も部品に悪影響を与えることがあります。
さらに、電源ユニット自体の品質も寿命に大きく関わってきます。安価な製品は、耐久性の低い部品を使用している場合があり、結果として寿命が短くなることがあります。一方で、高品質な電源ユニットの中には、メーカーが長期間の保証を付けているものもあり、これは製品の耐久性に対する自信の表れと捉えることができます。
保証期間と買い替えの目安
多くの電源ユニットにはメーカー保証が付いていますが、保証期間が過ぎたからといってすぐに故障するわけではありません。しかし、保証期間が一つの目安となることは確かです。特に長期間使用しているパソコンで、電源ユニットの保証期間が近づいている、あるいは既に過ぎている場合は、予防的な観点から交換を検討するのも一つの方法です。故障してからでは、他のパーツに影響が及ぶリスクも考慮しなければなりません。
したがって、電源ユニットの一般的な寿命を理解し、ご自身のパソコンの使用状況や電源ユニットの保証期間などを考慮して、適切なタイミングでの点検や交換を検討することが、パソコントラブルを未然に防ぐ上で大切になってきます。
こんな症状は故障の前兆かも?

パソコンの電源ユニットが故障に向かっている際には、いくつかの特徴的な兆候が現れることがあります。これらのサインに早めに気づくことができれば、深刻なトラブルを未然に防げる可能性が高まります。
まず、最も分かりやすい前兆の一つが、パソコンの起動や終了に関するトラブルです。電源ボタンを押してもなかなか起動しない、あるいは何度か押さないと反応しないといった症状は、電源ユニット内部のコンデンサなどが劣化している可能性を示唆しています。同様に、シャットダウンが正常に行えない、強制終了もできないといった場合も注意が必要です。
次に、異音の発生も重要なサインです。通常、パソコン内部のファンの音は、高負荷時を除けばそれほど気になるものではありません。しかし、電源ユニットの故障が近づくと、冷却ファンへの電力供給が不安定になり、「カラカラ」「ジー」といった普段とは異なる異音が聞こえてくることがあります。
また、電源ユニット本体から「バチバチ」というような電気的な音や、甲高い高周波音が聞こえる場合も、部品の劣化や異常が疑われます。
さらに、パソコンの動作が不安定になることも挙げられます。例えば、起動してもすぐに電源が落ちてしまう、あるいは使用中に突然再起動を繰り返すといった症状です。これらの現象は、電源ユニットからの電力供給が不安定になっている場合に起こりやすいです。
ただし、これらの症状はOSの不具合や他のパーツの故障でも発生する可能性があるため、一概に電源ユニットが原因とは断定できません。他の前兆と合わせて総合的に判断することが求められます。
高負荷な作業(例:動画編集や最新のゲームなど)を開始したタイミングや、スリープ状態から復帰しようとした際にパソコンがフレンズする、または復帰できないといった場合も、電源ユニットの電力供給能力の低下が考えられます。これらの操作は一時的に多くの電力を必要とするため、劣化した電源ユニットでは対応しきれないことがあるのです。
USB接続の周辺機器が認識されない、または動作が不安定になるというのも、見過ごせない前兆の一つです。マウスやキーボード、外付けドライブなどがUSBケーブルを交換しても正常に動作しない場合、電源ユニットからの電力供給不足が原因である可能性があります。
最後に、ブルースクリーン(BSoD)の表示も注意すべき兆候です。特定のハードウェアエラーを示すエラーコード(例:0x00000124 WHEA_UNCORRECTABLE_ERROR)が頻繁に表示される場合、CPUやメモリ、マザーボードなど様々なパーツの不具合が考えられますが、これらのパーツに問題がないと確認された後でもブルースクリーンが解消されない場合は、電源ユニットの不具合が根本的な原因である可能性も視野に入れるべきでしょう。
これらの症状が見られた場合は、電源ユニットの故障が進行している可能性を考慮し、早めの点検や対策を検討することが賢明です。
電源ユニット劣化の調べ方とは

電源ユニットの劣化が疑われる場合、いくつかの方法でその状態をある程度調べることができます。ただし、専門的な知識や道具が必要な場合もあるため、無理のない範囲で行うことが大切です。
目視による確認
まず、最も基本的な確認方法として、電源ユニット内部の目視検査があります。パソコンの電源を完全に切り、電源ケーブルをコンセントから抜いて数分間放置し、内部の電気が放電されるのを待ってから作業を開始してください。
PCケースを開け、電源ユニットの内部を覗き込みます。この際、コンデンサが膨らんでいたり、液漏れを起こしていたり、基板上に焦げたような跡や異臭がないかを確認します。これらの物理的な損傷は、明らかな劣化のサインです。
ただし、電源ユニットの内部には高電圧の部品が含まれているため、直接手で触れることは避け、あくまで目で見る範囲での確認に留めてください。
ファンの動作確認
電源ユニットには冷却ファンが搭載されています。このファンの動作状態も劣化の指標の一つとなります。パソコン起動時にファンがスムーズに回転しているか、異音はしていないか、回転が弱々しくないかなどを確認します。ファンにホコリが大量に付着している場合は、冷却能力が低下し、電源ユニット内部の温度上昇を招き、結果として劣化を早める原因となります。定期的な清掃も劣化を防ぐ上で有効です。
出力電圧の簡易チェック(上級者向け)
より専門的な方法として、電源テスターを使用して出力電圧を確認する方法があります。これは、電源ユニットから各パーツへ供給される電圧が規定値通りに出力されているかを調べるものです。電圧が不安定だったり、規定値を大きく下回っていたりする場合は、電源ユニットが劣化している可能性が高いと判断できます。
しかし、この作業はパソコンのパーツに関する知識が必要であり、誤った取り扱いはパーツの破損や感電のリスクも伴うため、自信がない場合は専門業者に依頼することをお勧めします。
パソコンの動作状況からの推測
前述の「こんな症状は故障の前兆かも?」で挙げたような、パソコンの起動不良、突然のシャットダウン、フリーズ、異音などの症状が頻繁に発生する場合、それ自体が電源ユニットの劣化を示唆していると考えられます。特に、複数の症状が同時に現れている場合は、劣化が進んでいる可能性が高いと言えるでしょう。
これらの方法で電源ユニットの劣化状況をある程度把握することは可能ですが、正確な診断は難しい場合も少なくありません。不安な場合や、明らかに異常が見られる場合は、専門の修理業者に相談することを検討してください。
ショートの危険性と確認ポイント

電源ユニットの故障や劣化が進行すると、最悪の場合、内部でショート(短絡)が発生する危険性があります。ショートはパソコン全体に深刻なダメージを与える可能性があるため、その兆候を早期に察知し、適切に対処することが非常に重要です。
ショートが発生する原因
電源ユニット内部でのショートは、主に以下のような原因で発生することが考えられます。
- コンデンサの故障・液漏れ: 劣化したコンデンサが破裂したり、電解液が漏れ出したりすることで、基板上でショートを引き起こすことがあります。
- ホコリの蓄積: 電源ユニット内部に長年蓄積されたホコリが湿気を帯びることで、導電性を持ち、回路間で意図しない通電(ショート)を引き起こすことがあります。
- 異物の混入: 小さな金属片などが何らかの拍子に電源ユニット内部に入り込み、ショートの原因となることも稀にあります。
- 物理的な損傷: 落下や衝撃などにより電源ユニットが物理的に損傷し、内部の配線や部品が接触してショートすることもあります。
ショートが疑われる兆候
電源ユニットでショートが発生した、あるいは発生しかけている場合、以下のような兆候が現れることがあります。
- 焦げ臭いにおい: 電源ユニットやパソコン本体から、プラスチックや電子部品が焦げたような異臭がする場合は、内部でショートや過熱が起きている可能性が非常に高いです。
- 煙の発生: 異臭とともに、電源ユニットやPCケースの通気口から煙が見える場合は、直ちにパソコンの使用を中止し、電源ケーブルをコンセントから抜いてください。火災に繋がる危険性もあります。
- 突然電源が全く入らなくなる: それまで動作していたパソコンが、何の予兆もなく完全に電源が入らなくなった場合、電源ユニット内部で深刻なショートが発生し、保護回路が作動したか、あるいは電源ユニット自体が完全に故障した可能性があります。
- ブレーカーが落ちる: パソコンの電源を入れた瞬間に、家のブレーカーが落ちる場合は、電源ユニット内部でのショートにより過電流が流れていることが強く疑われます。
ショートの確認ポイントと対処
ショートが疑われる場合、まず最も重要なのは安全を確保することです。
- 電源の遮断: 直ちにパソコンの電源を切り、電源ケーブルをコンセントから抜いてください。
- 目視と嗅覚での確認: ケースを開ける前に、パソコン本体や電源ユニット付近から焦げ臭いにおいがしないか、煙が出ていないかを再度確認します。
- 専門家への相談: ショートが強く疑われる場合や、実際に異臭や煙が確認された場合は、ご自身での分解や修理は非常に危険です。火災や感電のリスク、他のパーツへのさらなるダメージ拡大を防ぐためにも、速やかに専門の修理業者に相談してください。
自分で電源ユニット内部を開けてショート箇所を特定しようとすることは、専門知識がない場合は避けるべきです。電源ユニット内部には、電源を切った後でもコンデンサに高電圧が蓄えられている場合があり、感電の危険があります。安全を最優先し、疑わしい場合はプロの判断を仰ぎましょう。
電源ユニット故障の前兆と適切な対処法

- 故障?原因特定のためのチェック法
- 電源ユニット交換の手順と選び方
- 電源ユニットのおすすめモデル
故障?原因特定のためのチェック法
パソコンの不具合が電源ユニットの故障によるものなのか、それとも他のパーツやソフトウェアに問題があるのかを特定するのは、時に難しいことがあります。しかし、いくつかの基本的なチェックを行うことで、原因を絞り込む手助けになります。
基本的な接続の再確認
まず、非常に初歩的ながら見落としがちなのが、ケーブル類の接続です。
- 電源ケーブル: 電源ケーブルが、パソコン本体とコンセント(または延長コード)にしっかりと差し込まれているか確認します。一度抜き差ししてみるのも有効です。延長コードやOAタップを使用している場合は、それらが故障していないか、他の家電を接続して試してみるか、パソコンを壁のコンセントに直接接続して動作を確認します。
- PC内部のケーブル(デスクトップの場合): デスクトップパソコンの場合、ケースを開けて電源ユニットからマザーボードや各ドライブへ接続されているケーブルが、しっかりと接続されているか確認します。特にグラフィックボードへの補助電源ケーブルなども見落としやすいポイントです。ただし、内部の作業に不慣れな場合は無理をせず、外側の確認に留めるのが賢明です。
周辺機器の取り外し
接続されているUSB機器やプリンター、外付けHDDなどの周辺機器が、不具合の原因となっていることもあります。一度、キーボードとマウス以外の全ての周辺機器を取り外した状態でパソコンを起動し、症状が改善するか確認します。
もし症状が改善すれば、取り外した周辺機器のいずれか、あるいはその組み合わせが問題を引き起こしていたと考えられます。一つずつ接続し直して、どの機器が影響しているかを特定します。
PC内部の清掃
パソコン内部、特に電源ユニットのファンや吸排気口にホコリが溜まっていると、冷却効率が著しく低下し、熱暴走による動作不安定や部品の劣化を招きます。電源を切り、ケーブルを抜いてからエアダスターなどで内部のホコリを清掃してみてください。ホコリが原因で接触不良を起こしていた場合、清掃によって症状が改善することもあります。
メモリやグラフィックボードの挿し直し(上級者向け)
デスクトップパソコンの場合、メモリやグラフィックボードといったパーツの接触不良が原因で、起動トラブルや画面表示の異常が発生することがあります。これらのパーツを一度スロットから抜き、再度しっかりと挿し直すことで問題が解決する場合があります。この作業は静電気対策を十分に行い、パーツの取り扱いに注意が必要です。
最小構成での起動テスト(上級者向け)
これはより高度な切り分け方法ですが、パソコンを起動に必要な最小限のパーツ(マザーボード、CPU、メモリ1枚、電源ユニット、OSの入ったストレージ)のみで起動してみる方法です。この状態で正常に起動すれば、取り外したパーツのいずれかに問題がある可能性が高まります。一つずつパーツを戻しながら原因を特定していきます。
イベントビューアの確認(Windowsの場合)
Windowsには、システムエラーや警告のログを記録する「イベントビューア」という機能があります。パソコンがフリーズしたり、突然再起動したりする際に、エラーログが記録されていることがあります。ログの内容から、問題の原因に関する手がかりが得られる場合がありますが、専門的な知識が必要となることも多いです。
これらのチェックを行っても原因が特定できない場合や、明らかにハードウェアの物理的な故障が疑われる場合は、無理に自分で解決しようとせず、専門の修理業者に診断を依頼することをおすすめします。
電源ユニットの交換手順(デスクトップPCの場合)

電源ユニットの交換作業は、ある程度のPC組み立て知識と慎重さが必要です。自信がない場合は無理せず専門業者に依頼しましょう。
- 準備:
- 新しい電源ユニット
- プラスドライバー
- 静電気防止手袋(推奨)
- 作業スペースの確保
- (必要に応じて)ケーブルタイ、結束バンド
- 安全確保: パソコンの電源を完全にシャットダウンし、電源ケーブルをコンセントから抜きます。その後、PCケースの金属部分に触れるなどして、身体の静電気を放電します。
- 古い電源ユニットの取り外し:
- PCケースのサイドパネルを開けます。
- 古い電源ユニットから伸びている全てのケーブルを、マザーボード、グラフィックボード、HDD/SSD、光学ドライブなどから丁寧に取り外します。コネクタにはツメがある場合が多いので、ツメを押しながら引き抜きます。どこにどのケーブルが接続されていたか不安な場合は、事前にスマートフォンなどで写真を撮っておくとよいでしょう。
- PCケース背面に電源ユニットを固定しているネジ(通常4本)を外します。
- 電源ユニット本体をPCケースから慎重に取り出します。
- 新しい電源ユニットの取り付け:
- 新しい電源ユニットをPCケースの所定の位置に設置し、ネジで固定します。
- 取り外した時と逆の手順で、新しい電源ユニットのケーブルを各パーツに接続していきます。マザーボード(24ピンATX、4+4ピンCPU補助電源など)、グラフィックボード(PCIe補助電源)、ストレージ(SATA電源)など、必要な箇所に確実に接続します。プラグイン式の場合は、必要なケーブルのみを電源ユニット本体に接続してから、各パーツへ配線します。
- ケーブルがファンに絡まないように、またエアフローを妨げないように、ケーブルタイなどで適度にまとめます。
- 最終確認と起動テスト:
- 全てのケーブルが正しく、かつ確実に接続されているか再度確認します。
- PCケースのサイドパネルを閉じます。
- 電源ケーブルを接続し、パソコンの電源を入れ、正常に起動するか、異音などがないかを確認します。
交換時の注意点
- 静電気は電子部品の大敵です。作業前には必ず身体の静電気を放電し、可能であれば静電気防止手袋を着用してください。
- ケーブルの接続を間違えると、パーツの故障や最悪の場合火災の原因にもなりかねません。マニュアルをよく読んだり、写真を参考にしたりしながら、慎重に作業を進めてください。
- 無理な力を加えるとパーツやコネクタが破損する恐れがあります。
- メーカー製PCやBTOパソコンの場合、特殊な形状の電源ユニットや専用のケーブルが使われていることがあります。その場合、汎用品での交換が難しいことがあるため、事前にメーカーサポートに確認することをおすすめします。
電源ユニットの交換は、パソコンの安定動作を維持するために重要な作業ですが、リスクも伴います。少しでも不安がある場合は、費用はかかりますが専門業者に依頼するのが最も安全で確実な方法です。
電源ユニットのおすすめモデル
パソコンの電源ユニットが寿命を迎えたり、発熱や不安定な動作が続く場合は、信頼性の高いモデルへの交換が重要です。新しい電源ユニットを選ぶ際には、容量に余裕があり、変換効率が高く、長期保証が付いている製品を選ぶことで、安心して長期間パソコンを使い続けることができます。
ここでは2025年5月時点で日本国内でも入手しやすく、多くのユーザーから高評価を得ているおすすめモデルをいくつかご紹介します。
Corsair RM850e 2025 CP-9020296-JP
Corsair RM850e 2025 CP-9020296-JPは、850Wの容量と80 PLUS Gold認証を備えたコストパフォーマンスの高い電源ユニットです。ATX 3.1およびPCIe 5.1にも対応しており、最新のPCパーツとの組み合わせも安心です。コンパクト設計で組み込みやすく、幅広いケースに対応しやすい点も魅力です。静音性を重視するユーザーにもおすすめできます。
SuperFlower LEADEX III GOLD 1300W ATX3.1 SF-1300F14GE
SuperFlower LEADEX III GOLD 1300W ATX3.1 SF-1300F14GEは、80 PLUS Gold認証と1300Wの大容量が魅力のモデルです。ATX 3.1に対応し、高品質な部品と優れた冷却性能を備えているため、ゲーミングPCや拡張性を重視した自作PCにも最適です。信頼性が高く、多くのBTOショップや専門店で取り扱いがあります。
ANTEC SIGNATURE1300 Platinum
ANTEC SIGNATURE1300 Platinumは、1300Wの大容量と80 PLUS Platinum認証による高い変換効率が特徴です。ハイエンドPCやワークステーションにも対応できる高品質な部品が使われており、安定した電力供給が求められる環境で安心して使用できます。Amazonなどの大手通販サイトで流通しており、サポート体制もしっかりしているため、多くの方におすすめできます。
Seasonic PRIME TX-1300 ATX3.0 SSR-1300TR2
Seasonic PRIME TX-1300 ATX3.0 SSR-1300TR2は、80 PLUS Titanium認証を取得している最上位クラスのモデルです。非常に高い変換効率と静音性能を持ち、最新のATX 3.0規格にも対応しています。長期保証が付属しているため、長く安心して使える点が大きなメリットです。特に高負荷な作業や最新のグラフィックカードを使用するユーザーに最適です。
電源ユニット故障の前兆と対策について総括
パソコンの電源ユニットは、安定した動作に不可欠なパーツですが、経年劣化や負荷により故障することがあります。その前兆を早期に察知し、適切に対処することで、より深刻なトラブルを防ぐことができます。この記事で解説した重要なポイントを以下にまとめます。
- 電源ユニットの寿命は一般的に2年から5年が目安
- パソコンの使用環境や負荷が寿命に影響
- 起動やシャットダウンの不安定は故障の前兆
- 電源やファンからの普段と異なる異音は劣化のサイン
- 突然の電源断や意図しない再起動は要注意
- 高負荷作業中のフリーズも電力供給不足の可能性
- スリープからの復帰不良やUSB機器の不認識も兆候の一つ
- ブルースクリーン頻発は電源トラブルの可能性あり
- コンデンサの膨張や液漏れなど物理的損傷は危険信号
- 焦げ臭いにおいや煙はショートの兆候で即時使用中止
- 電源ケーブルの確実な接続と内部清掃は基本チェック
- 周辺機器を一時的に取り外し問題の切り分けを行う
- 電源ユニットの自己修理は大変危険なため推奨しない
- 交換時はPC規格、容量、変換効率、コネクタを確認
- 交換作業に不安がある場合は専門業者への依頼が賢明