こんにちは。PCギアナビ 管理人の「ギアナビ」です。
最近はスマホゲームのグラフィックが進化して、ゲーミングスマホが気になっている方も多いのではないでしょうか。でも、いざ買おうとすると「ゲーミングスマホはいらない」「買って後悔した」なんて声も聞こえてきて迷ってしまいますよね。高いお金を払って普段使いしにくかったり、カメラ性能に不満を感じたりするのは避けたいところです。
この記事では、iPhoneなどの汎用機と比較した際のリセールバリューや寿命の問題、そして原神などを快適に遊ぶための代替案について、私なりの視点で詳しく解説していきます。
- ゲーム専用機の普段使いにおける不便な点
- カメラ性能や防水機能などスペックの落とし穴
- 購入後の値下がりとリセールバリューのリスク
- 汎用スマホと周辺機器で快適に遊ぶ具体的な方法
ゲーミングスマホがいらない理由と欠点

まず誤解のないように言っておくと、純粋なゲームマシンとしての性能は間違いなく「最強」です。特に『原神』や『鳴潮』といった、スマホの限界に挑むような超重量級タイトルを、最高画質設定かつ60fpsで何時間も安定してプレイし続けられるのは、強力な物理ファンを内蔵したRedMagicやROG Phoneだけの特権です。
「深境螺旋」や高難易度アクションでの一瞬の処理落ちも許せない人にとって、この絶対的な安定感は何物にも代えがたいメリットになります。しかし、その「尖りすぎた性能」と引き換えに、多くのユーザーにとって無視できないデメリットが存在するのも事実。ここでは、その構造的な理由を見ていきましょう。
普段使いしにくい操作性と機能の差
ゲーミングスマホを使っていて一番困るのは、やはり「日常的な使い勝手」の部分です。私たちがスマホを使う時間のほとんどは、実はゲーム以外のことに費やされていますよね。LINEを返したり、お会計をしたり、お風呂で動画を見たり。そういった何気ないシーンで、ゲーミングスマホ特有の仕様がストレスになることがあります。
例えば、日本で生活する上で欠かせない「おサイフケータイ(FeliCa)」や「完全防水(IP68)」に対応していない機種が非常に多いです。最近のROG Phoneのように対応しているモデルも出てきましたが、冷却ファンのための通気口がある以上、水没のリスクとは常に隣り合わせです。
ここが注意点
通気口があるモデルは、雨の日やキッチン周りでの使用に気を使います。「うっかり水に濡らして壊した」なんてことになったら目も当てられません。
また、OS(Android)がゲーム用にかなりカスタマイズされているため、設定メニューの日本語が変だったり、一部の銀行アプリや公共系アプリが動かなかったりすることもあります。「ゲームは快適だけど、通知が来ない」なんてトラブルも珍しくないので、メイン機として使うには少し覚悟が必要です。
カメラ性能がハイエンド機より低い
「スマホで綺麗な写真を撮りたい」と思っているなら、ゲーミングスマホは避けたほうが無難かもしれません。iPhone ProシリーズやGalaxy S Ultraシリーズのような、魔法のように綺麗な写真が撮れる「コンピュテーショナル・フォトグラフィー」の技術において、ゲーミングスマホは大きく遅れをとっています。
メーカーの開発リソースが「ゲームの処理性能」や「冷却機能」に全振りされているため、カメラの画像処理エンジンまで手が回っていない印象を受けます。特に、夜景モードやポートレートモードの仕上がりには明確な差が出ますね。
さらに、画面の没入感を高めるために採用されている「アンダーディスプレイカメラ(画面下カメラ)」も曲者です。画面の下にレンズを埋め込んでいるため、光の透過率が低く、自撮りやビデオ通話の画質が全体的に白っぽくぼやけてしまいます。SNSに自撮りをアップしたり、リモート会議に使ったりする人にとっては致命的と言えるでしょう。
買って後悔するリセールバリューの低さ

スマホを買い替えるとき、古い端末を下取りや買取に出す人は多いと思います。ここで衝撃を受けるのが、ゲーミングスマホの買取価格の安さです。
iPhoneであれば、2年使っても驚くほど高い値段で売れることが珍しくありません。これは世界中で需要があり、ブランド価値が安定しているからです。一方で、ゲーミングスマホはあくまで「ニッチな嗜好品」。欲しい人が限られているため、中古市場での価値が維持されにくいんです。
リセールバリューの現実
定価17万円以上する超高級ゲーミングモデルでも、中古買取価格が5万円〜7万円台まで落ち込むケースがあります。「資産価値」として見ると、iPhoneの優秀さが際立ちますね。
寿命に関わるバッテリー劣化と発熱
ゲーミングスマホの中古品が敬遠される最大の理由は、「前の持ち主が過酷な使い方をしていたのではないか?」と疑われるからです。長時間高負荷なゲームをプレイし、急速充電を繰り返すことで、バッテリーや内部パーツが熱によるダメージを受けている可能性が高いと見なされます。
もちろん、最近のモデルは「バイパス充電(バッテリーを通さず直接給電する機能)」などで対策していますが、それでも中古市場でのイメージは良くありません。新品で買っても、数年後に売るときには「使い潰された端末」として扱われ、二束三文になってしまうリスクがあることを知っておいてください。
中古市場での需要不足と価格暴落
結局のところ、ゲーミングスマホは「買うときは高く、売るときは安い」製品になりがちです。iPhoneケースのようにアクセサリーが豊富にあるわけでもなく、故障したときの修理対応も大手キャリアの端末に比べるとハードルが高いことが多いです。
これらの理由から、もしあなたが「1〜2年で新しい機種に乗り換えたい」と考えているなら、リセールバリューの悪いゲーミングスマホは経済的な選択肢とは言えません。「壊れるまで使い倒す!」という強い意志がない限り、後悔する可能性が高いでしょう。
ゲーミングスマホがいらない人への提案

ここまでネガティブな話が続きましたが、じゃあスマホでゲームをするのは諦めるべき? というと、全くそんなことはありません。むしろ、「汎用ハイエンド機 + 周辺機器」という組み合わせこそが、現代の最適解だと私は思っています。
iPhoneと冷却クーラーの組合せ
個人的に最もおすすめしたいのが、iPhone 15 Pro MaxやGalaxy S24 Ultraといった超高性能な汎用フラッグシップ機に、「ペルチェ素子のスマホクーラー」を組み合わせるスタイルです。
実は、iPhoneなどのハイエンド機に搭載されているチップ(SoC)の性能は、ゲーミングスマホと同等か、それ以上に優秀なんです。ただ、冷却ファンがないために熱がこもりやすく、すぐに性能を落とす「サーマルスロットリング」が起きてしまうのが弱点でした。
弱点を補う最強コンボ
外付けの冷却クーラー(背面に貼り付けるファン)を使えば、強制的に熱を奪ってくれるので、iPhoneでも『原神』のような重いゲームを最高画質で長時間快適にプレイできるようになります。
これなら、普段は防水やおサイフケータイ、高画質カメラの恩恵を受けつつ、ゲームをする時だけ「ゲーミングモード」に変身させることができます。重たいファンを常時持ち歩かなくていいのは大きなメリットですよね。
原神を快適に遊ぶコントローラー
ゲーミングスマホの専売特許だった「ショルダートリガー(L/Rボタン)」も、今や外付けコントローラーで完全に代替可能です。
GameSir G8 PlusやBackbone Oneのような、スマホを挟み込むタイプの一体型コントローラーを使えば、操作感は完全に携帯ゲーム機そのものになります。タッチパネルでは難しい複雑な操作も、物理スティックなら思いのまま。特に『原神』や『崩壊:スターレイル』などのアクション要素が強いゲームでは、劇的にプレイしやすくなります。
安い端末より汎用機がおすすめな訳

中には「安いゲーミングスマホなら買ってもいいかな?」と考える人もいるかもしれません。でも、中途半端な性能の端末を買うくらいなら、型落ちでもいいのでハイエンドな汎用機(iPhoneやGalaxyのSシリーズ)を選んだ方が幸せになれる確率は高いです。
Pixel 9 Pro XLなどもAI機能は素晴らしいですが、ゲーム性能(特にGPU)に関しては少し力不足な面があります。ゲームをガッツリ楽しみたいなら、やはりSnapdragonの8シリーズや、AppleのAシリーズチップを搭載したモデルを選び、熱対策を周辺機器で補うのが一番コスパが良く、満足度も高いです。
ゲーミングスマホの代わりになる環境
まとめると、わざわざ専用端末を買わなくても、以下のような環境を整えれば同等以上の体験が可能です。
| 項目 | ゲーミングスマホ | 汎用ハイエンド + 周辺機器 |
|---|---|---|
| 日常の使い勝手 | △(重い、防水なし等) | ◎(快適、FeliCa対応) |
| カメラ画質 | △(そこそこ) | ◎(超高画質) |
| ゲーム性能 | ◎(冷却ファンあり) | ◎(クーラー装着で同等) |
| リセールバリュー | ×(値下がり激しい) | ◎(高く売れる) |
普段はスマートに使いこなし、ゲームの時だけ本気を出す。この「モジュラー型」の運用こそが、賢いゲーマーの選択肢だと言えます。
結論:多くの人にゲーミングスマホはいらない
結論として、「ゲーミングスマホ いらない」と検索しているような慎重な方には、やはりゲーミングスマホは不要だと私は思います。
ゲーミングスマホが本当に必要なのは、コンマ1秒を争う競技シーンに身を置くプロゲーマーや、充電ケーブルを繋ぎっぱなしで何十時間も放置狩りをするような一部のヘビーユーザーだけです。あるいは、「『鳴潮』の最高画質設定で、エフェクトが飛び交う中でも絶対にフレームレートを落としたくない!」という強いこだわり(ロマン)があるなら、最高の相棒になるでしょう。
ですが、「綺麗な写真も撮りたいし、お風呂でも使いたい。でもゲームも快適に遊びたい」という欲張りな願いは、最新のiPhoneやGalaxyに、数千円のスマホクーラーを足すだけで叶います。まずは手持ちのスマホにクーラーをつけてみるところから始めてみてはいかがでしょうか?

