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ルーター熱対策にヒートシンク!効果的な付け方とファン活用術

ルーター熱対策にヒートシンク!効果的な付け方とファン活用術 PCパーツ
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こんにちは。PCギアナビ、管理人の「ギアナビ」です。

最近ネットが遅いとかよく切れるといった症状に悩まされていませんか。もしかするとそれはルーターが熱くなることで起きる熱暴走が原因かもしれません。特に気温が上がる季節や通気性の悪い場所に置いている場合は要注意です。

そこで今回はルーターの熱対策としてヒートシンクの効果やファンを使った冷却方法について詳しく解説します。100均グッズで手軽にできる対策から本格的なアルミや銅のヒートシンクの選び方まで、つながらないイライラを解消するための情報を網羅しました。

今回の記事でわかること
  • ルーターの発熱が引き起こす通信速度低下の原因
  • ヒートシンクの素材による違いと正しい選び方
  • 100均アイテムを活用したコストを抑えた冷却術
  • 故障のリスクを避けるための絶対NGな冷却方法
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ルーターの熱対策とヒートシンク活用の基礎

ルーターの熱対策とヒートシンク活用の基礎

なぜルーターは熱を持つのか、そして冷やさないとどうなるのか。まずは熱暴走のメカニズムと、ヒートシンクという冷却パーツの基本的な役割について解説していきます。

本体が熱くなるとつながらない原因

Wi-Fiルーターは、単に電波を飛ばすだけの機械ではありません。現代の高性能なルーターは、内部に小さなパソコンとも言える高性能なCPU(SoC)を搭載しており、膨大なデータの処理を行っています。この処理能力が上がれば上がるほど、必然的に消費電力が増え、発熱量も増加します。

ルーター内部の温度が設計上の許容範囲を超えると、機器を守るために性能を意図的に落とす「サーマルスロットリング」という機能が働きます。これが作動すると、故障していなくても通信速度がガクンと落ちたり、動画がカクついたりします。さらに温度が上昇すると、システムを守るために勝手に再起動したり、最悪の場合は熱によるダメージで故障したりすることもあります。「Wi-Fiのアンテナは立っているのにネットにつながらない」という現象は、この熱暴走が原因であるケースも少なくありません。

まずは配置から!ルーターが熱くなる対策

ヒートシンクなどのグッズを買う前に、まず見直すべきなのが「設置環境」です。ルーターの発熱問題は、置き場所を変えるだけで劇的に改善することがあります。

熱対策のための設置ポイント

  • 風通しの良い場所に置く: 棚の奥やテレビの裏など、空気が滞留する場所は避けてください。
  • 縦置きにする: 多くのルーターは、暖かい空気が上へ逃げる「煙突効果」を利用して冷却するように設計されています。横置きにすると放熱効率が下がることがあります。
  • 重ね置きは禁止: ONU(回線終端装置)や外付けHDDの上にルーターを重ねると、互いの熱で高温になり非常に危険です。

もし横置きにする必要がある場合は、四隅にゴム足などを挟んで底面を浮かせ、空気の通り道を作ってあげることが重要です。

貼るだけで冷える?ヒートシンクの効果

貼るだけで冷える?ヒートシンクの効果

「ヒートシンク」とは、剣山のようなトゲトゲやひだがついた金属のパーツのことです。これの役割は、空気に触れる表面積を増やすことにあります。物体は表面積が広いほど、効率よく熱を空気中に逃がすことができます。

ルーターの筐体(プラスチックのカバー)は熱伝導率が低く、内部の熱がこもりやすい構造になっています。そこに熱伝導率の高い金属製のヒートシンクを貼り付けることで、内部の熱を吸い出し、空気中へ積極的に放熱する手助けをしてくれるのです。電源を使わない「受動的冷却(パッシブクーリング)」なので、騒音が出ず、故障のリスクも少ないのが大きなメリットです。

金属製ヒートシンクと電波への影響

「金属をルーターに貼るとWi-Fiの電波が悪くなるのでは?」と心配される方もいるかもしれません。結論から言うと、筐体の表面に貼る程度であれば、実用上の大きな問題になることは稀です。

ただし、アンテナが内蔵されている部分(製品によって異なりますが、上部や側面など)を金属で完全に覆ってしまうと、電波の飛びに影響する可能性があります。ヒートシンクを貼る際は、ルーター全体を埋め尽くすのではなく、手で触って特に熱くなっている「ホットスポット」を中心に貼るのがコツです。

銅やアルミなどヒートシンクの材質について

ヒートシンクには主に「アルミニウム製」と「銅製」の2種類があります。それぞれの特徴を比較してみましょう。

素材メリットデメリットおすすめの用途
アルミニウム安価で軽い。
加工しやすく種類が豊富。
熱伝導率は銅に劣る。広い面積に貼りたい場合。
筐体側面の冷却など。
銅 (Copper)熱伝導率が非常に高い。
素早く熱を移動できる。
重い。
価格が高い。
酸化して変色しやすい。
小さくても強力に冷やしたい場合。
局所的なホットスポット。

私の経験上、ルーターの筐体表面に貼るのであれば、軽くて安価な「アルミニウム製」で十分な効果が得られます。銅製は性能が良いですが、重みで剥がれ落ちるリスクがあるため、垂直面に貼るルーターにはアルミの方が扱いやすいでしょう。

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ルーターの熱対策でヒートシンクを使う手順

ルーターの熱対策でヒートシンクを使う手順

基礎知識を抑えたところで、実際にヒートシンクやその他のグッズを使って冷却を行う具体的な手順と、注意すべきポイントを見ていきましょう。

コスト重視の冷却と100均グッズ

専用のヒートシンクを買う前に、100円ショップ(ダイソーやセリアなど)で手に入るアイテムでも熱対策は可能です。

  • 金属製ブックスタンド: アルミやスチールのブックスタンドにルーターを立てかけるだけで、金属部分に熱が逃げやすくなります。
  • スチールラック(網棚): 木製の棚よりも、網状のラックの上に置くことで底面の通気性が確保できます。
  • クッションゴム(インシュレーター): 横置きする場合、四隅にこれを貼って本体を浮かせると、底面に隙間ができて放熱効果が上がります。

これらは「冷却専用」ではありませんが、空気の流れを作るという点で非常に理にかなった対策です。

効率よく冷やすヒートシンクの付け方

効率よく冷やすヒートシンクの付け方

市販のヒートシンクを取り付ける際は、ただ貼れば良いというわけではありません。効果を最大化するための手順をご紹介します。

  1. ホットスポットを探す: 稼働中のルーターを触り、最も熱くなっている部分を特定します。ここがCPU(SoC)や無線チップのある場所です。
  2. 汚れを落とす: 貼り付ける面をアルコールなどで拭き、埃や油分をきれいに除去します。
  3. 熱伝導テープを使用する: ヒートシンク付属のテープが薄い両面テープの場合は、別途「熱伝導両面テープ」を購入して使うことをおすすめします。接着面の微細な隙間を埋め、熱を効率よくヒートシンクへ伝えてくれます。
  4. フィンの向きに注意: ルーターを縦置きする場合、ヒートシンクのフィン(ひだ)が縦方向(上下)になるように貼ってください。暖かい空気は下から上へ流れるため、フィンの溝が空気の通り道になるようにします。

強力な熱対策ならファンも併用しよう

ヒートシンクだけでは追いつかないほど熱くなる場合は、ファンを使った「強制空冷」が最強の手段です。ルーターに風を当て続けることで、熱の膜(境界層)を吹き飛ばし、劇的に温度を下げることができます。

おすすめは、PC用の12cm(120mm)USBファンです。小さなファンよりも大きなファンの方が、ゆっくり回っても十分な風量が確保でき、音が静かだからです。Amazonなどで「ルーター 冷却ファン」と検索すると、スタンド付きの便利なセットも見つかります。

【重要】電源の取り方に注意!
USBファンの電源を、ルーターのUSBポートから取るのは避けてください。ファンの電力消費がルーター本体の負担になり、電源回路が発熱して本末転倒になる恐れがあります。必ずスマホの充電器など、別のコンセントから電源を取るようにしましょう。

保冷剤はNG!やってはいけない冷却

保冷剤はNG!やってはいけない冷却

ルーターが熱いからといって、絶対にやってはいけないのが「保冷剤」や「氷」を使った冷却です。

急激に冷やすと、ルーターの内部や表面に「結露」が発生します。空気中の水分が水滴となり、基板上の回路をショートさせてしまいます。これは一瞬でルーターを破壊する行為です。「冷やせばいい」のではなく、あくまで「常温の空気を流して熱を逃がす」ことが正解です。同様に、濡れたタオルなどを乗せるのも厳禁です。

ギアナビがおすすめするヒートシンク製品3選

ここまで解説した通り、ルーターの冷却には「素材」と「サイズ」選びが重要です。2026年現在、ネット通販などで手に入りやすく、私が実際に「これは使える」と感じたヒートシンクを3つのタイプに分けてご紹介します。

Tuloka アルミニウム製ヒートシンク 100mm×60mm×10mm

ルーターの広い側面を一気に冷やすなら、この製品が鉄板です。Amazonなどで非常に評価が高く、スマホくらいの大きさがあるため、貼り付けるだけで筐体表面の放熱面積を劇的に増やすことができます。アルミニウム製なのでサイズの割に軽く、付属の熱伝導テープで側面に貼り付けても重みで落ちてくる心配が少ないのが最大のメリット。「迷ったらとりあえずコレ」と言える、ルーター冷却のド定番アイテムです。

アイネックス (Ainex) マルチヒートシンク HM-19A

「ルーターの表面がデコボコしていて大きな板が貼れない」「通気口を塞ぎたくない」という場合に便利なのが、自作PCパーツの老舗メーカー、アイネックスの小型セットです。様々なサイズのヒートシンクが入っているため、ルーターの形状に合わせてホットスポット(一番熱い場所)だけにピンポイントで貼ることができます。信頼性の高いメーカー品なので、品質のばらつきが少ないのも安心ポイントです。

純銅ヒートシンク 100X50X15mm

記事内の比較表でも紹介した通り、熱伝導率で選ぶなら「銅」に勝るものはありません。この製品は純銅製で、アルミよりも素早く熱を吸い上げてくれます。ただし重量があるため、縦置きルーターの側面に貼ると剥がれ落ちる危険があります。ルーターを「横置き(平置き)」にして上に乗せるように貼る場合や、ゴム足で浮かせた底面に貼る場合には最強の選択肢となります。

購入前の注意点
製品によっては「熱伝導テープ」が別売りの場合があります(上記Tuloka製品などは付属していることが多いですが、ロットによります)。購入時はテープが付属しているか必ず確認し、もし付いていない場合は「3M社製」などの信頼性が高い熱伝導両面テープをあわせて用意しましょう。

まとめ:ルーターの熱対策とヒートシンク

ルーターの熱対策について、ヒートシンクやファンの活用法をご紹介しました。ルーター 熱対策 ヒートシンクというキーワードで解決策を探していた方にとって、少しでもヒントになれば幸いです。

記事の要約

  • まずは置き場所を通気性の良い場所へ変更し、縦置きを推奨。
  • ヒートシンクは「アルミ製」がコスパ良し。フィンの向きは空気の流れに合わせて。
  • ファンを使うなら静音タイプを選び、電源は別のアダプタから取る。
  • 保冷剤は結露による故障の元なので絶対に使わない。

適切な熱対策を行うことで、通信速度の安定性が向上するだけでなく、ルーター自体の寿命を延ばすことにもつながります。これからの季節、ぜひ早めの対策をして快適なネットライフを送ってくださいね。

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