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簡易水冷にVRMファンは必要?効果とおすすめ最強モデルを解説

簡易水冷にVRMファンは必要?効果とおすすめ最強モデルを解説 PCパーツ
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こんにちは。PCギアナビ、管理人の「ギアナビ」です。

最近のCPUは本当に爆熱ですよね。Core i9やRyzen 9を冷やすために簡易水冷クーラーを導入する方が増えていますが、そこで気になるのがマザーボード上のVRM冷却に関する問題ではないでしょうか。

ネットで調べると「簡易水冷はやめとけ」なんて極端な意見も見かけますし、実際にエアフローがなくなってVRM温度が危険域に達していないか不安になることもあります。後付けでファンを追加するべきか、それとも最初からVRMファン搭載のおすすめモデルを選ぶべきなのか、迷っている方も多いはずです。

この記事では、そんな簡易水冷環境におけるVRM冷却の重要性と、具体的な解決策について私自身の視点で掘り下げていきます。

今回の記事でわかること
  • 簡易水冷導入時に見落としがちなVRM冷却のリスクと重要性がわかる
  • 今使っているPCに後付けでできる効果的なVRM冷却対策がわかる
  • 2025年から2026年にかけて注目のVRMファン搭載AIOクーラーがわかる
  • システム全体の安定性を高めてパーツの寿命を延ばす方法がわかる
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簡易水冷のVRMファン問題と基礎知識

簡易水冷のVRMファン問題と基礎知識

ここでは、なぜ簡易水冷にするとVRMが熱くなってしまうのか、その仕組みとリスクについて解説します。空冷から水冷へ切り替える際に必ず知っておきたい「エアフローの死角」について理解を深めましょう。

簡易水冷にVRMファンは必要か?

結論から言うと、最近のハイエンドCPUを使用するなら、簡易水冷環境におけるVRMファンは「ほぼ必須」と言っても過言ではありません。

昔ながらの空冷クーラー、特にゴツゴツしたヒートシンクがついたサイドフロー型やトップフロー型を使っていた頃は、CPUファンからの風が自然とマザーボード周辺にも当たっていました。これが、知らず知らずのうちに電源回路(VRM)やメモリなどを冷やしてくれていたんです。

ところが、簡易水冷(AIO)にすると状況が一変します。ラジエーターはケースの天井や前面に配置されるため、CPUソケット周りにはポンプがあるだけ。つまり、VRM周辺が完全な「無風地帯」になってしまうのです。

ここがポイント

CPU自体はキンキンに冷えていても、マザーボード上のVRMが窒息状態になっているケースが多発しています。これが原因で、「CPU温度は低いのにベンチマークのスコアが伸びない」という現象が起きることがあります。

VRM温度の適正値と性能への影響

VRM温度の適正値と性能への影響

では、VRMの温度は何度くらいまでなら大丈夫なのでしょうか?

一般的に、VRM(MOSFET)自体は100℃〜110℃くらいまで耐えられるように設計されています。しかし、「壊れない」のと「性能が維持できる」のは全く別の話です。私の感覚では、負荷時に80℃以下、できれば60℃〜70℃台に抑えるのが理想的な適正値だと考えています。

VRMが高温になりすぎると、以下のような悪影響が出てきます。

現象具体的な影響
サーマルスロットリングVRM保護のためにCPUへの電力供給が制限され、強制的にクロックダウン(性能低下)が発生します。
電力効率の悪化温度が上がると電気抵抗が増え、さらに発熱するという悪循環(ポジティブフィードバック)に陥ります。
パーツ寿命の短縮コンデンサなどの部品は熱に弱く、10℃上がると寿命が半減すると言われています(アレニウスの法則)。

特に怖いのが、「見えないパフォーマンス低下」です。ゲーム中に一瞬カクついたり、レンダリング時間が微妙に遅かったりする場合、実はCPUの熱暴走ではなく、VRMの熱ダレが原因だったということが意外と多いんですよ。

対策なしの簡易水冷はやめとけ

ネット上で「簡易水冷はやめとけ」と言われる理由の一つが、この周辺パーツの冷却不足問題です。特に、Core i9やRyzen 9といった消費電力が200W、300Wを超えるモンスターCPUを使う場合、マザーボードのVRMにも相当な負荷がかかります。

この状態で、エアフロー対策を全くせずに簡易水冷ポン付けで運用するのは、正直おすすめできません。「CPUだけ冷えればOK」という考え方は、システム全体で見ると非常に危険です。

注意点

特にエントリークラスやミドルレンジのマザーボードを使っている場合、VRMヒートシンク自体が小さいため、エアフローがないとあっという間に熱飽和します。高価なマザーボードには巨大なヒートシンクが付いていますが、それでも風がなければ限界があります。

簡易水冷のシングルファン運用の死角

簡易水冷のシングルファン運用の死角

最近はあまり見かけなくなりましたが、120mmラジエーターを採用したシングルファンの簡易水冷クーラーも存在します。これらはケース後方の排気ファン部分に取り付けることが多いですが、この構成はVRM冷却の観点からはさらに厳しい状況になりがちです。

ケース内の温まった空気をラジエーターに通して排気することになる上、マザーボード周辺の空気の流れも停滞しやすくなります。小型ケースで組む場合など、スペースの都合で選ぶこともあるかと思いますが、VRM冷却に関しては別途スポットクーラーを設けるなどの工夫が必要不可欠だと感じています。

後付けマザーボードVRM冷却ファンの効果

「もう簡易水冷を買ってしまった!」「今さら買い替えられない!」という方、安心してください。後付けでファンを追加するだけでも劇的な効果があります。

私が個人的に注目しているのが、長尾製作所などの「ファンステイ」を使ったDIYアプローチです。既存のケースファンのネジ穴を利用してアームを伸ばし、60mmや80mmの小型ファンをVRMヒートシンクに直接当てる方法ですね。

実際に小型ファンで風を当てるだけで、VRM温度が15℃〜20℃も下がったという報告を多数見てきました。見た目は少し無骨になりますが、数千円でできる対策としては費用対効果が最強クラスです。

また、Noctuaなどの高品質なファンを使えば、音も静かで冷却性能も抜群です。マグネット式のフレキシブルアームを使って、ピンポイントで風を送るのも面白いですよ。

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簡易水冷 VRMファン搭載の最強モデル

簡易水冷 VRMファン搭載の最強モデル

ここからは、これから簡易水冷を導入するならぜひ検討してほしい、VRM冷却ファンがあらかじめ統合された「最強モデル」たちを紹介していきます。2025年から2026年にかけてのトレンドもしっかり押さえておきましょう。

VRMファン搭載のおすすめモデル比較

最近のAIOクーラー市場では、ポンプヘッドにファンを内蔵するのがハイエンドの標準になりつつあります。各メーカーのアプローチにはそれぞれ特徴があります。

  • 実用重視: ファンが大きく、静かに冷やすタイプ(例: ARCTIC)
  • 極限性能型: 高回転ファンで無理やり冷やすタイプ(例: ASUS)
  • ギミック型: ディスプレイとファンを融合させたタイプ(例: MSI)

個人的には、「静かさ」と「冷え」のバランスが重要だと思っています。小さなファンはどうしても「キーン」という高周波ノイズが出やすいので、ファンのサイズや制御ソフトの出来栄えが選び方の鍵になります。

【イチオシ】実用性とコスパの覇者「ARCTIC Liquid Freezer III」

私が今、最もおすすめしたいのが、ドイツの冷却機器メーカーARCTIC(アークティック)の「Liquid Freezer III」シリーズです。これは本当に「わかってる」作りをしています。

最大の特徴は、ポンプヘッドに搭載された60mmという大型のVRMファンです。他社製品が40mm程度の小径ファンを高回転で回して「うるさい割に冷えない」ことが多い中、ARCTICはファンを大型化することで、低回転でもしっかりとした風量を確保しています。

ここがすごい!

  • 圧倒的な静音性: 60mmファンのおかげで、耳障りな高周波ノイズがほとんど気になりません。
  • オフセットマウント: RyzenなどのCPUのホットスポット(熱源)に合わせて、接触位置をずらして取り付けられる独自機構を採用しています。
  • 驚きの価格: これだけの機能を持ちながら、ハイエンド簡易水冷の中では比較的安価で、コストパフォーマンスが抜群です。

「光らなくていいから、とにかく静かに冷やしたい」「VRMもしっかりケアして長く使いたい」という質実剛健なユーザーには、現時点でこれ以上の選択肢はないと言っても過言ではありません。240mm、280mm、360mm、420mmとサイズ展開も豊富なので、ケースに合わせて選べるのも嬉しいポイントです。

簡易水冷 240mmの最強冷却モデル

240mmサイズは多くのPCケースに対応する万能選手です。このクラスでVRM冷却まで考慮されたモデルとして、先程の項目で紹介したARCTICの「Liquid Freezer III」シリーズはやはり外せません。

このモデルの凄いところは、ポンプヘッドに60mmという比較的大きなVRMファンが搭載されている点です。前の世代よりも大型化していて、低い回転数でもしっかり風を送ってくれます。240mmラジエーターの冷却力と相まって、ミドルタワーケースでの運用には最適解の一つと言えるでしょう。

簡易水冷 360mmの最強冷却モデル

ケースに入るなら迷わず選びたい360mmクラス。ここでは、冷却性能の頂点を目指すならASUSの「ROG Ryujin III」が圧倒的です。

ポンプヘッド内部に埋め込まれたファンは、なんと最大5000回転以上!まるでジェットエンジンのように風を叩きつけます。正直、全開で回すと音は気になりますが、冷却効果は凄まじく、VRM温度を30℃以上下げたというデータもあるほどです。

また、CORSAIRのiCUE LINKシステムも面白いですね。ポンプキャップを交換してファンモジュールを追加できる仕組みで、メモリやSSD周辺まで風を届けてくれます。見た目もスマートで、配線がスッキリするのも魅力的です。

PCIe 5.0普及と冷却技術の未来

PCIe 5.0普及と冷却技術の未来

これからの自作PCで無視できないのが、PCIe 5.0対応のM.2 SSDの発熱問題です。Gen5 SSDは爆速ですが、同時に爆熱でもあります。

実は、VRMファン搭載の簡易水冷クーラーは、このGen5 SSDの冷却にも役立つんです。CPUソケットのすぐ下にあるM.2スロットに風が流れることで、SSDのアクティブファンを回さずに済んだり、サーマルスロットリングを防いだりできます。

未来のトレンド

今後はCooler Masterの新作のように、VRMだけでなくM.2 SSDまで狙って冷やせるような、指向性を持ったエアフローデザインが主流になっていくでしょう。

まとめ:簡易水冷をVRMファンで安定化

今回は「簡易水冷 VRMファン」をテーマに、その必要性やおすすめの対策について解説してきました。

高性能なCPUを使う以上、マザーボードのVRM冷却は避けて通れない課題です。エアフローのない簡易水冷環境では、VRMファン搭載モデルを選ぶか、後付けでファンを追加する等の対策が、システムの寿命と安定性を守るための「生命維持装置」となります。

ぜひ、あなたのPC環境に合った方法で、熱々のVRMをクールダウンさせてあげてくださいね。

※本記事で紹介した温度や効果は一般的な目安であり、全ての環境での動作を保証するものではありません。PCパーツの改造や取り付けは自己責任で行ってください。不安な場合は専門ショップなどへ相談することをおすすめします。

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