こんにちは。PCギアナビ、管理人の「ギアナビ」です。
5インチベイが多いPCケースモデルをお探しでしょうか。私も光学ドライブやファンコントローラーのためにベイが欲しいタイプなのですが、最近のPCケースは5インチベイがないモデルばかりで探すのに苦労していませんか?
エアフロー重視のデザインが主流で、5インチベイ自体が古い規格のように扱われがちですが、まだまだ現役で使いたいニーズは確かにありますよね。
特にATXケースで探していても選択肢が少なかったり、静音モデルになると余計に見つからなかったりします。自作PCの拡張性を考えると、5インチベイの活用法はまだまだ無限大です。
この記事では、なぜ最近5インチベイがないのかという理由から、今でも手に入る5インチベイが多いおすすめのPCケース、そしてその具体的な活用法まで、私の目線でまとめてみました。
- 最近のケースに5インチベイがない理由
- 5インチベイの意外と知らない便利な活用法
- 5インチベイが多いおすすめPCケース(ATX・ミニタワー別)
- 自作PCで5インチベイを活かすための注意点
PCケースで5インチベイが多いモデルを探す理由
最近はすっかり見かけなくなった5インチベイですが、それでも私たちが「多い」ベイを求めるのには、はっきりとした理由があります。まずは、なぜ市場のトレンドと逆行してでもベイが必要なのか、その背景とベイの隠された可能性について見ていきましょう。
最近のPCケースは5インチベイがない理由

本当にショップの店頭でも見かけなくなりましたよね。行っても、フロントパネル全面がメッシュや強化ガラスのケースばかりです。
メーカーが5インチベイを搭載しなくなった一番の理由は、エアフロー(空気の流れ)を最適化するためです。ケース前面を遮るものがない方が、大きな冷却ファンを取り付けたり、大型のラジエーターを設置したりするのに都合が良いんですね。
また、データ移行やOSインストールはUSBメモリ、動画や音楽はストリーミングが主流になり、DVDやBlu-rayドライブ自体を使わない人が増えました。必要な時だけ外付けのUSBドライブで済ませる、というのが一般的になっています。
デザイン的にも、ベイがない方が「スッキリしてカッコイイ」というミニマリスティックなトレンドもあって、メーカーもそちらに舵を切っているのが現状です。
5インチベイの現代的な使い道とは
でも、私たちは「いやいや、ベイは絶対に必要だ!」と思っているわけです。もちろん光学ドライブを入れたいという方もいますが、理由はそれだけじゃないんですよね。5インチベイは、現代のPC自作において「最高の拡張ベイ」として活躍します。
ストレージを増設する「魔法のスペース」
これが一番大きな理由かもしれません。5インチベイは、実は最強のストレージ拡張スペースなんです。専用の「モバイルラック」や「変換マウンタ」と呼ばれるパーツを使うと、1つの5インチベイに複数のSSDやHDDを詰め込めます。
例えば、ICY DOCK(アイシードック)のようなメーカーが出している製品だと、1つのベイに8台もの2.5インチSSDを搭載できるものまであります。これを使えば、PCケース本体のストレージベイが全部埋まってしまっても、まだまだ拡張できるわけです。
ホットスワップに対応した製品を選べば、PCの電源を入れたままデータ用ドライブを交換する、なんてプロっぽいことも可能になります。
便利なI/Oポートや機能を手元に
PCケース本体のフロントUSBポートが足りなかったり、SDカードリーダーがなくて不便だったりしませんか? 5インチベイが空いていれば、USB-Cポートやマルチカードリーダーを増設できます。
私が個人的に好きなのは、物理的なファンコントローラーですね。マザーボードの機能でソフトウェア制御するのもスマートですが、やっぱり手元のツマミで直感的にファンの回転数を調整したい時ってありますよね。
ギアナビの豆知識
地味に便利なのが「小物入れ(ストレージドロワー)」です。余ったベイにこれを取り付けるだけで、USBメモリやSDカード、予備のネジなんかを入れておく引き出しになります。私も使っていますが、デスク周りが片付いて意外と重宝しますよ。
5インチベイケース自作のメリット
つまり、5インチベイがあるケースで自作するメリットは、トレンドに左右されない圧倒的な「拡張性」と「カスタマイズ性」にあると私は思います。
- 将来的にストレージが足りなくなっても、ベイが空いていれば安心。
- ファンコンやカードリーダーなど、自分に必要な機能をフロントパネルに自由に追加できる。
- 光学ドライブも内蔵にこだわることで、デスク周りがスッキリする。
流行りのデザインも素敵ですが、自分の使い方にピッタリ合わせた「自分だけのマシン」を組めるのが、5インチベイケースを選ぶ最大のメリットですね。
5インチベイの搭載数が多いおすすめモデル

ここでは「とにかくベイの数が必要だ!」という、ロマンを求める方向けのモデルをいくつか紹介します。4基以上搭載しているケースは、もうワークステーションやホームサーバー用途に近いですね。
| メーカー・モデル名 | 5.25インチベイ数 | 特徴 |
|---|---|---|
| SilverStone CS383 | 4基 | ベイ4基に加えて、8基の3.5インチホットスワップベイも備えたストレージ特化ケース。 |
| SilverStone SST-SED1-B | 4基 | E-ATXやサーバー規格のSSI-EEBマザーにも対応するプロフェッショナル向けモデル。 |
| IN WIN IW-PE052B/WOPS-U3 | 4基 | 昔ながらのクラシックなデザインが魅力のミドルタワー。堅実な作りが光ります。 |
注意点
これらのモデルはプロ向けで大型のものが多く、発売から年数が経っている場合もあります。購入前には、最新のパーツ(特に大型グラフィックボード)との物理的な互換性や、現在の価格・在庫状況を販売店サイトでしっかり確認してください。
用途別:PCケースで5インチベイが多い製品

「4基もいらないけれど、1基か2基は絶対に欲しい!」という方が一番多いのではないでしょうか。ここでは、もう少し現実的で、現代的な設計も取り入れたケースを、サイズ(規格)別に見ていきましょう。
PCケース5インチベイATX対応モデル
拡張性とエアフローのバランスが良いATXサイズは、やはり自作PCの一番人気ですね。最近のモデルでもベイを搭載している優秀なケースがまだ存在します。
Fractal Design Define 7 XL
私のおすすめは、スウェーデンの人気メーカー、Fractal Designが出している「Define 7 XL」です。これはフルタワーケースになりますが、2基の5インチベイを備えつつ、非常に高い静音性や内部の組みやすさも両立しています。2020年発売と、この界隈では比較的新しいモデルなのも安心できるポイントですね。
Antec P101 Silent
もう一つ注目したいのが、Antecの「P101 Silent」です。こちらは5インチベイは1基ですが、なんと内部に3.5インチベイを8基も積めるという、ストレージをとことん重視した静音ケースです。ファイルサーバーを静かに運用したい、といったニーズにぴったりはまります。
ATXモデルは内部スペースに余裕があるため、5インチベイを活用しつつ、高性能なCPUクーラーや長いグラフィックボードも搭載しやすいのが魅力です。
PCケース5インチベイ ミニタワーの選択肢
MicroATX(ミニタワー)サイズになると、5インチベイ搭載モデルはさらに選択肢が絞られてきます。省スペース性と拡張性を両立させるのが設計上、難しいためです。
先ほど「多いモデル」で紹介した「SilverStone SST-SED1-B」や「IN WIN IW-PE052B/WOPS-U3」は、実はMicroATXマザーボードにも対応しています。
ただし、これらはケースの分類としては「ミドルタワー」サイズなので、純粋な「コンパクトなミニタワー」とは少しイメージが異なるかもしれません。
ミニタワー選びのヒント
「ミニタワー」という言葉にこだわりすぎず、「MicroATX対応のミドルタワー」まで検索範囲を広げると、5インチベイ搭載モデルが見つかりやすくなりますよ。
PCケース5インチベイ小型モデルの注意点
さらに小さいMini-ITXなどの小型モデル(SFF=スモールフォームファクター)になると、5インチベイを搭載したモデルは、現在ほぼ皆無と言っていい状況です。
これはもう物理的なスペースの問題ですね。Mini-ITXケースは、いかに限られたスペースにパーツをコンパクトに詰め込むかが設計のキモなので、5インチベイのような大きなスペースは真っ先に削減対象となってしまいます。
小型モデルを探す方へ
もし小型PCで光学ドライブなどを使いたい場合は、内蔵にこだわるのは非常に困難です。外付けのUSBドライブを別途用意することを検討するのが、最も現実的でストレスのない解決策になります。
PCケースで5インチベイが多い製品の選び方

最後に、PCケースで5インチベイが多い製品を選ぶときの、私なりのチェックポイントをまとめます。これを見逃すと「買ったのに入らない!」なんて悲劇も…。
1. まず「ベイの数」を明確にする
何基必要かを具体的にイメージしましょう。「Blu-rayドライブだけ入ればいい」なら1基、「ドライブとファンコンを入れたい」なら2基、「ストレージもベイで増設したい」なら3基以上、という具合です。必要なベイ数によって、候補となるケースが大きく変わります。
2. ケースの「サイズ」と「規格」を確認する
使いたいマザーボード(ATX, MicroATXなど)に対応しているかは当然として、ケースの設置場所の寸法も重要です。ベイが多いモデルは大型になりがちなので、デスクの下や棚にしっかり収まるか、メジャーで測っておきましょう。
3. 現代のパーツとの「互換性」をチェック
5インチベイ搭載モデルは、設計思想が少し古いものも含まれます。そのため、最新の高性能パーツと組み合わせる際には特に注意が必要です。
- グラフィックボードの有効スペース(長さ): 5インチベイや内部のHDDベイと干渉しないか?
- CPUクーラーの有効スペース(高さ): サイドパネルにぶつからず、ちゃんと収まるか?
せっかくベイがあっても、メインのパーツが入らなければ意味がありません。各製品のスペックシート(仕様表)をしっかり確認することが、自作成功の何よりの鍵です。
この記事が、あなたの理想のPCケース選びの参考になれば嬉しいです。

